前期のTUAオープンカレッジの最後は7/8の「3Dプリンター&レゴの自由研究教室」である.
昨年は偶々女性雑誌に記事が掲載されたようで,あっという間に募集人数が埋まったが,結果的にレゴマインドストーム教室を受けていない受講者が多くなり,非常に大変だった.
今年は元々レゴパーツを3Dプリンターで全て出力しようと模索していたが,3Dプリンターの性能もあり現実的になかなか難しく,カブトムシ・クワガタ・サソリ・チョウ・アリ・ネズミのオブジェとレゴパーツをデータ結合し,それを載せたトレーニングロボットで,昆虫や動物の動きをするプログラムを作ってもらう教室を準備している.
一つのオブジェを出力するのに長いものだと8時間以上かかり,研究室の2台の3Dプリンターをフル稼働させても準備がとても大変である.
その他,模範解答に当たるプログラムを今週から作り始めることになり,こんなはずじゃなかったのに…という状況である.
自由研究は重要なので,スクラッチ以上に楽しく思ってもらえるようにしたい.
しかし,NPOの自由研究教室の申込みは現状ほとんどなく,様々な要因もあると考えるが,自分が思っている以上に自由研究は軽視されているんだろうな…と少し悲しくなった.
でも,自由研究は楽しいし重要である事実は変わらない.
それはぶれることはない.
3Dプリンターで出力したサソリのオブジェとトレーニングロボット